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いつも利用しているWi-Fi通信は大丈夫ですか?安全に利用する5つのポイント

誰もが普通に利用しているWi-Fi通信、家の中ではもちろん、公共の場所や飲食店などの街の中でも多くのアクセスポイントに自由にアクセスできます。本当に便利に使えるので簡単に接続して通信をしてしまいます。
実は、そのWi-Fi通信は気をつけて利用しないと多くの危険性があるのです。
Wi-Fi通信の危険性と、安全に利用する5つポイントをご紹介します

Wi-Fi通信はどんな危険性があるのか?

参照: その Wi-Fi 危険かも? 公衆無線 LAN に潜むセキュリティリスク


家の中でのWi-Fiや外出先でのアクセスポイントを利用するときに主に3つの危険性があると言われています。

不正使用

家の中のWi-FiルーターはSSIDやパスワードがわかりやすいもの、またはアップデートがされていない脆弱性のために外部の方に簡単に利用されてしまう恐れがあります。
例えば、知らないうちに隣のWi-Fiで通信をしていたということもあります。それは隣同士で同じメーカーのルーターを使っている場合でしかも、似たようなSSIDやパスワードやパスワードをフリーにすることで不正使用になったということもあったそうです。
今はこのようなことがなくなりつつあるようですが、注意する必要があります。

内部ネットワークの侵入

家の中のWi-Fiスポットが簡単に侵入されることもあります。そのためにパソコンやスマホのクレジットカードの情報や金融関係の情報も盗まれることになるのです。
セキュリティソフトやアップデートの管理をすることが必要です。

盗聴

公共の場所や飲食店に多くあるフリーのアクセスポイントに接続してしまうと、第三者が情報を受信することもできるのです。例えば、飲食店で大事な仕事のやり取りをチャットで行っていると、そのやり取りが他の人に見られている可能性もあります。
仕事の大事な内容が他の人に見られてしまうのは信用に関わることなので、是非、注意したいことです。
また、金融関係やクレジットカードなどの重要な個人情報が他人に知られてしまう可能性もあります。
You Tubeなどで実際に実験的に盗聴をしているのを紹介しているサイトもあります。

どんなWi-Fi通信が危険なのか?

家の中のWi-Fiの危険性はルーターのアップデート管理を確実に行うことである程度防ぐことが出来ます、外出先のWi-Fiは接続することで盗聴の危険性があります。どのようにして、盗聴されるのでしょうか?

なりすましアクセスポイント

参照: その Wi-Fi 危険かも? 公衆無線 LAN に潜むセキュリティリスク

公共の場所や飲食店にあるフリーのアクセスポイントのSSIDやパスワードを同じように別でアクセスポイントを第三者が作ることも可能です。また、少し離れたところで同じようにアクセスポイントを作り、そこから、盗聴することもできるのです。みんなが使っているから、大丈夫だと思い接続して仕事をすることで仕事の中身が他の人に見られているかもしれません。
そして、アクセスポイントの名前から推測して安全だと思って、つなげてみると実は「なりすましのアクセスポイント」で内容が見られている可能性があります。
例えば、渋谷駅で「shibuya_station」といったような名前があって、新しいアクセスポイントが出来たと思い接続してしまうようなこともあります。
このように「なりすましのアクセスポイント」は簡単に誰でも作れるのですが、恐いのは家の中のWi-Fiが同じように「なりすましのアクセスポイント」につながることで個人情報が盗まれるのです。

Wi-Fi通信を安全に利用する5つのポイント

Wi-Fiスポットは以前は野良状態とも言われ、無防備な状態でした。最近は見直されて、少しづつセキュリティがしっかりとなりつつありますが、やはり、対策をしっかりとして、自分の身は自分で守らなければ、あとで後悔することにもなり得ます。ここで安全にWi-Fiを利用する5つのポイントをご紹介いたします。

アクセスポイントと鍵マークの確認

参照: 本当に大丈夫? その鍵付きのフリーWi-Fi ~パスワードがあっても実は危ない!? 無料Wi-Fiスポットの意外な落とし穴 | Wi-Fiコラム Powered by NTTBP

フリーWi-Fiスポットは、まずは鍵マークがついているWi-Fiスポットがわりかし安全です。完全に安全ということではなく、端末間の通信が暗号化されているので、個人情報への不正アクセスや、盗聴・傍受を防ぐことができます。また、暗号化だけでなく、特定の利用者でIDやPWなどを設定し、ユーザー認証をすることで、さらにセキュリティを強化できます。もし、鍵マークがあっても、そのWi-Fiスポットのパスワードが誰もが分かるようにどこかに貼ってあるときは繋がらない方が良いでしょう。
つまり、多くの人が同じSSIDやパスワードを使うことで端末間の通信が暗号化されていても、完全に安全とはいえません。クレジットカードや金融関係のサイトへのアクセスや業務関係などの利用は控えるほうが良いと言えます。大事なのは利用者それぞれにIDやパスワードの発行ができているのかで更に安全かどうかを見分けることができます。
利用時は面倒なのですが、接続先の安全性を確認をする必要があります。

アップデートは確実に

スマホやWi-Fiルーター、そして、パソコンなどには一定期間のアップデートが必ずあります。新たに見つかった脆弱性を狙われることも多く、設定や機器に対して難しく感じてしまい、盗聴など、またはマルウェアなどの被害にあうことにもなります。スマホやパソコンはこまめにしているけど、Wi-Fiルーターは分からないという方も多くいますので今一度確認をすることをおすすめします。また、機器によって自動更新の設定もありますので、安全に利用するためにも是非、見直してください。

接続を手動に切り替える

できれば、使わないときはWi-Fiを切っておくのが安全です。自動で接続することで接続時間が長い分、危険性が増しますので、手動の接続にすることで危険性がなくなります。スマホの設定のWi-Fiに下記のような画面がありますので、設定を変えることで安全性が高まります。

参照: フリーWi-Fiに潜む危険性と回避するための6つの対策 – チエネッタ|NTT西日本

HTTPS化されたサイトを見る

もし、接続先のサイト情報が第三者に見られたとしてもHTTPS化したサイト情報は暗号化されているため簡単に内容を見られることはありません。SSLというプロトコルによって安全に利用できます。なりすましやフィッシングといったサイトもHTTPS化したサイトには発行されていないためフリーアクセスポイントの利用時はHTTPS化したサイトを利用することで個人情報を守ることが出来ます。下記のようにサイトの前に鍵マークがあるサイトがHTTPS化したサイトです。

参照: 「http」と「https」の違いを理解してより安全ネットライフを|セキュリティ通信

VPNを活用する

VPNサービスなどを併用することで、送信者と受信者同士が正しい相手だと認証し、通信内容の盗聴・改ざん・なりすましを防止することが出来ます。

VPNサービスには、暗号化が強固なものや、ウイルス対策ソフトや広告ブロックが一緒になったもの、そして、速度を重視したものなどさまざまなものがあります。

VPNサービスを利用することで、より安全にFree Wi-Fiを使用することができるのです。
VPNサービスは、PCで利用できるほか、スマホ用のアプリもあります。無料版と有料版の2種類がありますが、無料版のVPNは悪意をもった人間が提供しているアプリもあるので、VPNによって、個人情報などを盗み見される可能性もありますので、
サーバー会社に確認をすることをおすすめします。

安全にWi-Fiを使うために

気楽に使っていたWi-Fi通信が実はいろんな危険性をもっていることに驚いたのではないでしょうか?仕事上の重要な情報など、個人情報もインターネットによって漏洩の危険は必ずあるといえます。少しでも危険から回避するためにも、接続方法やデバイスの管理をきちんとして、安全にWi-Fiを利用しましょう。

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