広告を出稿する際に、以前は新聞広告やフリーペーパー、チラシ、雑誌のページ、看板などが主流でした。しかし、インターネットが当たり前になった時代、2021年の広告宣伝費が4代マスメディアの広告宣伝費を上回りました。
WEB広告を出稿して集客、認知をすることはもはや避けられないほどに大きな市場と影響力を持っています。WEB広告を出稿したいけどどんなものがあるか分からないという方も
多いと思います。本記事ではWEB広告の種類とメリットについて解説していきます。
WEB広告とは?
WEB広告とは、インターネット上の検索エンジンやSNS、ウェブサイトなどで表示される広告のことをいいます。物を買う際の選択肢として、店舗へ来店して物を購入する流れですが、近年では通販の需要も高く、インターネットで検索して購入するケースが多くなってきています。
インターネット上で売買を成立させるために、ターゲットにアプローチしやすい広告文でWEB広告を出稿して行動を促すことができます。他にも直接売買する以外にも、サービスを認知してもらうために出稿したりすることも有効な利用方法です。
WEB広告はインターネット上の様々な場所に出稿することができ、商品やサービスに興味関心を持ちやすいユーザーを細かく設定することで、可能性の高いターゲット層に直接アプローチをかけることができます。
WEB広告には様々な種類が存在します。各WEB広告にはそれぞれ宣伝したい商品、規模に合わせて出稿する場所を変えると効果が出やすい、出にくいがあります。
次は、WEB広告の種類について解説していきます。
WEB広告の課金方式とは?
WEB広告には掲載方法で様々な課金方式があり、費用も異なってきます。
主なWEB広告の課金方式について解説していきます。
クリック課金制
クリック課金制とは、CPCとも呼ばれ、クリックをした回数に応じて広告費を支払う課金方式です。表示されるだけでは費用が発生しないので、クリックをした広告に対して興味のあるユーザーに対して広告費を払うことになります。
ですが、クリック数に応じて費用が変わるため、キーワード選定によっては想定の予算以上に掛かってしまう可能性があります。
エンゲージメント課金制
エンゲージメント課金制とは、ユーザーの反応に対して費用が発生する課金方式です。
SNSでのいいねや保存などの数により費用が変わっていきます。
SNSを伸ばしていきたいと考えている場合は有効な課金方式ですが、商品購入を目指しての広告の場合、ユーザーの軽い反応に対しての広告になってしまうので、向いていない広告課金方式になってしまう場合もあります。
インプレッション課金制
インプレッション課金制とは、1000回表示される度に費用が発生する課金方式です。
商品を広く認知するためにWEB広告を出稿する場合は相性がいいです。しかし、表示に対して課金となるので、効果測定をしづらい面もあります。
成果報酬課金制
成果報酬課金制とは、成約に関係するアクションに対して費用が発生する課金方式です。
成約に繋がらないことに対して費用がかかると費用対効果が合わない可能性がありますが、成約に関係して初めて課金となるので、意味のある広告費の課金になりやすいです。
視聴課金制
視聴課金制とは、動画などを再生されたことに対して費用が発生する課金制です。
動画サイトなどでの広告がメインの課金方式です。
期間掲載課金制
期間掲載課金とは、決められた期間広告を掲載することに対して費用が発生する課金方式です。
掲載をされたことに対しての費用となりますが、決められた期間は掲載しなければいけないという注意点もあります。
WEB広告の種類とは?
WEB広告は一種類ではなく、様々な場所で様々な形で出稿することができます。
各WEB広告を使い分けることで、サービスに対して最大限の効果を出していくことができます。
WEB広告の種類について解説していきます。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索連動型広告とも言われGoogleやYahooなどの検索エンジンの検索画面に表示される広告のことをいいます。
キーワードを設定して、広告を出稿するため、商品に少なからず興味のある層をターゲットにすることになります。キーワード設定はキーワードによって単価があり、人気ワードになると表示させるために、単価を上げて出稿することが必要になります。
課金方式は、クリック単価制になっており、クリックごとに費用が発生することになります。広告予算を自由に設定できるため、費用対効果を意識しながら運用が可能になります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、WEBサイトの広告欄に出稿できるバナーで表示される広告で、画像や動画で表示することができる広告です画像や動画で視覚的に訴求できるので、ユーザーに興味を持たれやすいです。
ターゲット設定により、興味を抱いていないユーザー層にも訴求できるため広く宣伝することができます。しかし、深くターゲットに訴求しづらい広告種類でもあります。
課金方式はインプレッション課金や成果報酬課金があります。
SNS広告
SNS広告とは、各SNSの投稿などに混ざって広告が流れたり、広告欄に出稿することができます。SNSの投稿に近いような広告を出稿することで、成約に繋がりやすい特徴があります。ターゲットを細かく設定することで、欲しいターゲットに直接アプローチすることができます。
各SNSの種類でそれぞれ特徴があります。どのような種類があるか解説していきます。
Instagram広告
Instagram広告は、Instagramのストーリーやフィード投稿に広告を出稿します。
投稿のアクセスやアクションを伸ばすために投稿を広告として出稿したり、他サイトに誘導する広告を作成したりと幅広く活用することができます。
10代から20代がメインと言われていますが、30代、40代も多く利用しているため幅広いターゲット層に訴求ができます。
課金方式としては、インプレッション課金やクリック課金などがあります。
Twitter広告
Twitter広告は、プロモツイートやプロモアカウント、プロモトレンドが主な広告になります。通常のツイートのように出現するプロモツイートは、ユーザーの目に触れやすく一定の広告効果を感じることができます。Twitterにはリツイート機能があり、ユーザーが拡散してくれる機能があります。プロモツイートをユーザーが拡散したいような内容でツイートすることで自動的に広げてくれる画期的な使い方も可能になります。
課金方式は、クリック課金やインプレッション課金、フォロー課金など様々な方式があります。
Facebook広告
Facebook広告は、フィード投稿欄やストーリー欄に出稿することができます。
Facebook広告のメリットは、細かくターゲットの設定が可能な点です。Facebookは基本的に実名であったり、勤務先を表示していたりとターゲットを絞りやすいです。さらに広告を出稿する際に細かい設定をして効果測定をすることができるので、広告運用にオススメできるSNSです。
課金方式は、クリック課金とインプレッション課金が主な方式となります。
YouTube広告
YouTube広告は、動画前に流れるインストリーム広告とアウトストリーム広告などが主な広告になります。スキップ可能なタイプや強制視聴タイプなどの様々な形式があります。
YouTubeの視聴人数は日本だけでも約7000万人と多くの人が利用しており、一大市場となっています。
課金方式は主に、視聴課金制、クリック課金制、インプレッション課金制などを採用しています。
LINE広告
LINE広告は、LINEの運営しているあらゆるアプリで掲載することができます。
トークリストなどはもちろんのこと、LINENEWSやウォレット、LINEマンガなど様々な場所に掲載が可能です。国内利用者が約8900万人と多くの人が利用しているため、広く認知させるには有効なSNSといえます。
課金方式は主に、クリック課金、インプレッション課金、成果報酬課金制などが採用されています。
WEB広告を出稿するメリットとは?
ターゲット設定を細かく行える
ターゲットを性別、年齢、居住地、興味のあることなど細かく設定して運用することで訴求したいターゲット層に直接訴求することができます。
効果測定ができる
テレビCMや新聞広告ではどのターゲット層にどのくらいの効果が出ているかを計測することが難しいです。ですがWEB広告では、どの経路からどのような層がどのようにしてアクセスしてきたのかを分析することが可能です。
早い施策が可能
WEB広告では、早い段階でアプローチするターゲット層の変更や、広告出稿内容の変更などが可能です。効果測定が素早く行えるからこそ早い施策で結果を出しやすくなります。
中小企業にオススメするWEB広告とは?
中小企業経営でオススメのWEB広告は、リスティング広告がオススメです。
GoogleやYahooを検索エンジンとして利用する方は非常に多く、日常で当たり前に使用されています。まずWEB検索で調べてから物を買うことが多くなっているなかで、検索に合わせてキーワードを設定して訴求できる点と、広告費を自由に設定できるため、費用対効果を出しやすい点からオススメのWEB広告といえます。
まとめ
WEB広告は様々なプラットフォームで出稿することができます。
それぞれのプラットフォームでターゲット層に認知なのか成約なのか変えることができます。サービスにあった広告方式で確実な効果を出すことができるので、まだWEB広告を利用していない方は利用することをオススメします。