認知症とは?
認知症とは、厚生労働省のHPを確認すると、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態のことを指しています。(厚生労働省抜粋)
また、認知症はよく加齢による物忘れと混同されます。
どんな違いがあるのでしょうか?
例えば、昨夜の夕食メニューで違いを比較してみます。
物忘れが昨夜の夕食メニュー、または一緒に食べた人の名前といった記憶の一部を忘れてしまうことに対して、認知症は夕食を食べたこと・人に会ったことそのものを忘れてしまうのです。
比べてみると、大きな違いが分かります。
認知症のこの様な症状を未然に防ぐには、脳の働きを低下させないことが重要になります。
今回は頭の体操ができる身近なアプリケーションをいくつか紹介していきます。
##アプリの選び方
認知症対策アプリもいろんなタイプのものがあります。脳トレを中心としたアプリから脳の活性を促し、認知症を予防するために運動や食事の管理が出来るものがあります。人によって症状や生活スタイル、好みで変わってきます。好みに合って、使いやすく、長く使えるアプリをおすすめします。
①認知症改善におすすめのアプリ
認知症には想起型のアプリが良いといわれます。想起型とは思い出させることが出来るためのアプリです。脳の活性化によって物忘れを防ぎや記憶力を高めることを
目的としています。
②脳トレアプリの選び方
認知症予防のために日頃から脳を活性化できるアプリを使い続けることをおすすめします。好きなタイプの脳トレや生活スタイルでスキマ時間に楽しめるアプリなど、気分転換に丁度いいアプリを見つけてください。
パズルや計算など、好きなタイプを見つけよう
脳トレと言ってもいろんなタイプのものがあります。
計算、パズル、クイズ、間違い探しといったタイプがあります。
興味のあるタイプからがおすすめです。
まずは興味のあるタイプから使い方に慣れることが大事です
好奇心旺盛、知識や雑学などのクイズタイプ
いろんな知識を得ることが好きな方はクイズアプリがおすすめです。同じようなクイズが何度か出てくる中で自然と覚えられるものです。アプリで遊びながら知らなかった知識が自然と身についていく感覚は気持ちがいいものです。
スキマ時間活用タイプ
暇つぶし感覚でプレイしたい人には、適度に脳を鍛えられるアプリがおすすめです。計算やパズルなど好きなタイプのアプリを試しにやりながら、気分転換になるアプリを見つけてください。あまりにも熱中して逆効果にならないように注意してください。
認知症、物忘れ対策、おすすめアプリ6選
脳トレの中でも特に認知症や物忘れ対策に有効だと言われるおすすめ5つのアプリをご紹介いたします。医療現場でも使われているアプリや海外の世界的に有名なアプリ、手軽に脳トレを楽しめるアプリまでご紹介いたします。
みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ、脳の若返りドリル〜
シンプルで簡単な6つの脳トレゲームをすることで脳年齢がわかるため、毎日、脳年齢を若返らせることがモチベーションにつながって、ゲームを楽しむことが出来ます。6つの脳トレゲームは観察力、記憶力、判断力、直感力、計算力、反応力、を一度に挑戦することで脳年齢が分かるのです。苦手な分野だけを鍛えることも出来ます。1ゲーム30秒くらいですので、すきま時間に楽しむことも出来ます。
●観察力
1から25までの数字を順番にタップします。
●記憶力
0から9までの数字を揃えていきます。
●判断力
表示される【文字の色】を答えます。
●直感力
指定された秒数をピッタリと計測します。
●計算力
小学生レベルの計算問題を解きます。
●反応力
じゃんけんで勝ち、負け、あいこを指示通りに選択します。
●総合テスト
6つのゲームを一度に連続で挑戦することで脳年齢が分かります。
●本日のパズル
ミニナンプレ、クロスパズル、速算達人など
連続で6種類すべてのゲームを連続で答えていく「総合テスト」は、ゲーム内容が変わっても休みがなく、次から次へと問題が出てきます。それをどんどんクリアしていくのが気持ちが良い。子供から大人まで幅広い層で楽しめます。
参照元:みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ、脳の若返りドリル〜 – Google Play のアプリ
・みんなの脳トレ
物忘れに効く・初めての脳トレ
【物忘れに効く・初めての脳トレ】は
物忘れに効く・初めての脳トレは、初心者でも脳のトレーニングが気軽にできます。認知症の予防のために脳を刺激する簡単な問題に一問数十秒程度でチャレンジできます。問題のバリエーションも豊富なので、飽きずに少しずつ続けるようになっています。すきま時間を見つけて簡単脳トレ!認知症防止として優秀です。記憶力が衰えが心配な方ににうってつけのアプリです。
トレーニングの内容は4種類のトレーニング、画像認識と文字認識、数認識、色認識の問題から選べます。右脳暗算は、イメージでそろばんを動かして行うため、頭を使って、いい刺激になります。
そして、画面の色がカラフルで、文字が大きいなので読みやすく、使いやすいです。
飽きずに続けられるので習慣化することができるでしょう。
物忘れ対策をしたい方に、認知症を予防したい方、短時間で脳トレができて暇つぶしにもなります。記憶力のために何かしたい場合にピッタリです。
参照元:物忘れに効く・初めての脳トレ 初心者向けアプリ – Google Play のアプリ
・物忘れに効く・初めての脳トレ(iPhone版の配信が停止されています)
脳にいいアプリ
脳にいいアプリは、脳科学に基づき脳の活性化するため「運動」「食事」「脳トレ」に目標付けを行い適切な活動を促すことで、脳を最適な状態に保つことができるアプリです。
脳トレは間違い探しとパズルの2種類で遊べます。また、脳トレで脳年齢や脳力図など、自分の脳を知ることもできます。
そして、脳トレのみならず、歩数記録や食事管理機能もあるため、脳の活性化に適しています。
目標設定・評価通知などを活用することで、毎日のモチベーションアップにも役立ちますよ。
認知症予防に向けた脳の健康維持アプリ。
使えば使うほど「脳の健康維持AI(人工知能)」が、「脳」に最適なアドバイスを促し、より高い効果を発揮します。
参照元:脳科学に基づいた脳の健康維持アプリ「脳にいいアプリ」
・脳にいいアプリ(iPhone版の提供がされていません)
PopReach Incorporated PEAK
Peakはケンブリッジ大学やニューヨーク大学などの専門研究員が開発したゲームで脳の認知力トレーニングでGoogleのエディターズ・チョイスに選ばれました。
頭を使うゲームやパズル、クリティカル・シンキング、語学能力、記憶力など大人向けの脳トレゲームは45種類あり、毎日新しいトレーニングが登場するので、いつも飽きが来なく新しいチャレンジが出来ます。1日に必要な脳トレ時間はたった10分出来るほか、頭脳のどの分野が優れているのかが分かり、ブレインマップやゲームの結果を使って友達と自分を比べることもできます。
Peakは脳トレが無料で楽しめるアプリで、ユーザー重視の設計が特徴です。Peakで頭を使うゲームを試しながら脳をアクティブな状態に保てるようになります。
あなたの脳の特性に合わせたゲームで、適正に脳を活性化することができ、詳細な統計的分析であなたの進捗を記録することもできます。
参照元:PEAK(ピーク)- 脳トレ – Google Play のアプリ
・PopReach Incorporated PEAK
CADi2
CADi2は、島根大学医学部第三内科が開発した認知機能検査アプリです。
簡単な検査方法で、質問に対する回答の正誤と回答するまでの所要時間から認知機能の状態で認知症の度合いや状況が分かり、認知症の早期発見にもつながります。
このアプリの開発だけではなく、内容に関する妥当性の検証も島根大学医学部付属病院で臨床研究が行われており、また同アプリは島根県内の自治体での住民健診や全国の複数の脳ドック施設で活用されているということで信頼性があります。
また、物忘れや認知症関連の他、「うつ傾向」「やる気」などもチェックできるテストが設けられています。
簡易的なものではなく、信頼性の高い診断結果を知りたい方におすすめのアプリです。
本検査は10個の項目で構成されます。
1.即時再認、2.長期記憶、3.逆唱、4.見当識(月)、5.見当識(曜日)、6.計算、7.直方体回転、8.順列作成A、9.順列作成B、10.遅延再認。
1項目1得点の10点満点で評価されます。また、各設問を回答するのにかかった時間も記録されます。
CADiは音声で問題が提示されるため、ヘッドフォンを必要とします。ヘッドフォンは密閉型が推奨されます。検査者の声が聞こえなくなるため、ノイズキャンセラーのついたヘッドフォンの使用は避けてください。
参照元:CADi2アプリダウンロード|島根大学医学部 内科学講座 内科学第三
・CADi2
認知症テスト Moffワスレナグサ
Moffワスレナグサは、現在も医療機関や介護施設で広く認知症診断に利用される「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」を元に株式会社Moffが開発した認知機能測定アプリです。株式会社Moffは、介護施設向けの高齢者自立支援サービスや病院向けの身体機能計測サービスを展開しています。
測定内容は「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」と同様のものを利用しており、これは日本における認知症医療の第一人者である医師・長谷川和夫氏によって1974年に作成され、1991年の内容改訂を経て現在に到るまで病院やクリニック等で広く認知症診断に利用されてきた高い信頼性と妥当性を持つ検査方法です。
一方で、従来の「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」では、計測問題の出題に際して、実物の鉛筆やハサミ、腕時計、スプーンを受験者に見せたり、得点集計のための記録用紙などの準備が必要ですが、Moffワスレナグサでは5つのアイテムを画面内に表示し、得点集計も自動で行ってくれる工夫がされているため、スマホが1つあれば簡単に測定が行えます。
参照元:認知症テスト Moffワスレナグサ(HDS-R) アプリランキングとストアデータ | App Annie
・認知症テスト Moffワスレナグサ
まとめ
認知症は高齢の方だけではなく若い方もなります。物忘れのイメージが大きいですが、記憶そのものを忘れるため、食事をしたこと、話したこと、そのものを忘れてしまいます。
日常の生活に大きな影響を及ぼすため、周りの方に過大な迷惑をかけてしまいます。なるべくなら予防を出来るときから行って行きたいものです。
年を重ねるごとに身体だけでなく脳も老化していきます。脳の働きは50歳頃より徐々に低下をはじめるため、低下前の40歳頃からケアすることが重要と考えられます。
年齢が気になる方、いつまでも健康でいたい方、健康管理を習慣化したい方、
是非、お試しください。