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DX事例

教育DXのお手本!そろばん教室がクラウドを導入

DXや優良なビジネスアイデアをご紹介する連載企画「あんてなcase」です。
記念すべき1回目のご紹介はそろばん教室のDX事例。クラウドサービスやタブレットなど、身近にあるITを活用して塾運営をどのようにDXしたのか。ぜひご覧ください。

そろばん教室を営む「株式会社イシド」の抱えていた課題

株式会社イシドは1973年より石戸珠算学園というそろばん教室を営み始めました。
現在ではそろばん教室の中でも教室数トップクラスを誇っており、全国210もの加盟教室が存在してます。
しかし、そんな株式会社イシドには以下のような業務における課題がありました。

・事務作業の負担(情報共有が追いつかない)
・データの一元管理ができていない
・教師の人数不足
・海外進出への展望が実現できない

塾、教育業界におけるDX施策

そこで、これらの課題を解決するために以下のようなDX化の施策を推進しました。

経営状況把握のためクラウドサービスを導入

そこで、教員たちを中心として社員の声をもとにしてクラウドサービスを導入し、IT技術による業務課題の解決を試みました。
2つのサーバーを導入しました。
それが「Core」「More」と呼ばれる2つのサーバーになります。
CoreとMore、それぞれのサーバーには個別の役割が与えられており、2つのサーバーを併せて上手に活用し、経営状況の把握及び利益向上に成功しました。

まず、Coreは以下のような事務仕事をデジタル化するためのサーバーです。
・生徒の個人情報
・月謝の金額、集金情報
・生徒の学習状況の共有

これらの情報をクラウドで共有・管理を可能にした結果、情報共有の円滑化及び紙媒体の書類削減に繋がりました。
最近流行りのSDGsへの貢献も可能なのはメリットの一つと言えますね。

引用:https://youtu.be/qaRTsiorVVU

また、Moreは保護者さんとの情報共有のために用いられるサーバーです。
以下のような機能が備わっています。

・お子さんがそろばん教室到着時に通知を送る
・災害、コロナウイルスなどに伴う連絡
・担当教師とのコミュニケーション機能(チャット)

これによって、親御さんの満足度向上に成功しました。スマートフォンで手
軽に情報共有が可能になったため、忙しい親御さんも手軽に情報を知れるようになったためです。

引用:https://youtu.be/qaRTsiorVVU

このように、2つのサーバーを導入し業務負担の軽減や環境への貢献、情報共有の簡易化、顧客満足度アップと非常に多岐にわたるメリットを挙げました。

学習用タブレットの導入

また、子どもたちの勉強専用のタブレットを導入しました。

引用:https://youtu.be/qaRTsiorVVU

タブレットには、機械学習やAIなどの最新のIT技術が搭載されており、子どもたちの学習に合わせて、その子にふさわしい勉強や課題を提供可能になります。

これによって、教材の品質向上やその子に合わせたカリキュラムの作成を簡単にできるようになり、そろばん教室全体のサービスのクオリティの均一化も見込めるようになりました。

また、将来的にはこのタブレットのみで勉強できるような環境を実現し、教師数の問題などの解決も見込めると考えられています。

DX化成功の背景は「社内の専門チーム結成」にアリ!

それでは、そろばん教室というITとは大きくかけ離れた教育業界でこのような成功事例を挙げた秘策は何だったのでしょうか。

それは、教室の先生たちを中心としたメンバーでDX化のためのプロジェクト
チームを作成し、本格的なDX化に注力した点です。
ITの知識に決して強くはなくとも、教師という立場だからこそ分かることや悩んでいる点を理解しており、それを解決するための案などを出していくことができたといえます。

引用:https://youtu.be/qaRTsiorVVU

また、不足しているプログラムの開発技術などの本格的な部分を補うために、積極的に社風と合ったIT系の会社やコンサルタントなどの力を借りたのも成功の秘訣でしょう。

このように、教師とITの専門家たちが協力し合った結果、このようなDX化が成功を遂げたのです。
実際に、株式会社イシドのDX化施策は非常に評価が高く、全国中小クラウド実践協会で奨励賞の受賞実績もあります。

まとめ

・株式会社イシドではデータ共有や一元管理などの問題を解決するために、クラウドサーバーを中心としたIT技術を取り入れ、スマートなデータ管理体勢を実現した
・授業の教材としてAIやディープラーニング機能を搭載したタブレットを導入し、子どもたちにより適切な学習を提供できるような施策も行っている

これ以外にも、株式会社イシドではITシステムの全般的な見直しなども行っており、実際に海外進出にも成功しました。
eラーニングなどの先生不足の課題解決のための工夫も数多く実施しています。
教育分野でDXを推進したい方たちはぜひとも参考にしてみてくださいね。

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