経済産業省によると、ECサイトを経由しての,BtoCビジネスの売上は9年連続増加しておりその規模は2018年の時点で18兆円以上になっています。
そして特徴としてPCサイト経由ではなくスマホなどモバイル経由での売上が年々増加しています。
今後もその伸び代は大きいことが予想されています。
こちらではECサイトの基本や種類、そして実際の具体的運営方法をご紹介します。
ECサイトとはネットを使ったモノやサービスの販売サイトの総称です。
ECサイトは、簡単な仕組みなので新規開拓先として導入することも可能です。
そもそもECサイトとは?
ECサイトとは、ネット経由で行うモノやサービスの販売サイトのことです。
ECサイトのECは「電子商取引のElectronic Commerce」の略です。
販売サイト以外にも、オークションや各種コンテンツ販売などの色々なジャンルが含まれていますが、一般的には「ネットショップ」という意味で使われています。
ネットショップの具体的例をご紹介します。
BtoBでは、企業の自社商品の販売サイト。
BtoCでは、Amazonや楽天、eBayなど。
CtoCでは、メルカリやラクマなど。
具体例のように、個人対個人でも身近に使われているネットショップは対面販売以外の取引先として企業サイドもその利用価値に気付き、使われています。
ECサイトの、種類とそれぞれの特徴とは?
ECサイトの種類は、大きくわけて2種類です。
それは、モール型と自社型。
モール型とは、Amazonや楽天などのいわゆる既存のネットショップモールの中に出店する方法で、自社型とは、自社でオリジナルのサイトを構築し運営していく方法です。
それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
このように、モール型は既にモールを運営している側である程度のひな型があるので簡単に作成から販売までが可能です。
決済やセキュリティに関してもモール型が提供するものを利用することが出来ます。
しかし、画一的なひな型のために自社のオリジナル度や自由度は限定されます。
一方、自社型はゼロから一つ一つを作成するため運用を開始するまでには時間とコストがかかり、店舗開設後の顧客管理や決済など全て管理運営することが必要です。
その代わり、ゼロから構築するのでオリジナリティが高く他社との差別化が可能になります。海外取引を考えている際は、対応言語の一緒に作成することで海外との取引もスムーズなやり取りが可能になります。
ECサイトの出店の際は、それぞれの特徴とターゲット、そして将来の動きを考慮して選択する必要があります。
サイト運営の具体的内容
ECサイト構築後(モール型などでは出店後)の運営業務は顧客と直接顔を合わせる店舗販売とは多少異なり、主な以下の流れで運営を行います。
1、商品を掲載
2,サイト内の定期的な管理と運用
3,受注サポート
4,売上管理
1、商品を掲載
画面越しで販売する商品を、魅力的に紹介します。
対面の場合は、その場で詳細な商品説明や現物の提示などのやり取りが可能ですがECサイトではそれができません。
そのため、ECサイト内で複数の写真や動画、分かりやすい商品説明文章などが必要です。
2,サイト内の定期的な管理と運用
顧客視点で見やすいサイトか?商品は最新のものを掲載しているか?在庫数は正しい数字がサイト内で入力されているか?季節商品があればそれを意識しているか?等商品に関係する一般的な運用業務が発生します。
さらに、アクセス解析やデータ分析などを管理して、今後の販売に生かしていく業務も含まれます。
3,受注サポート
購入前の問い合わせ対応や、購入後のフォローなどを行います。
対面の場合は、客先訪問なども可能ですが、ECサイトの場合はメールでのやり取りや電話対応になります。
4,売上管理
モール型の場合は、決済方法はクレジットのみにしてしまえば、顧客からの入金確認や売掛金回収などは発生しません。また最低限の売上管理も、管理画面から簡単に行えます。
対面の場合は、クレジット決済以外も決済方法がある場合は上記の業務が追加されます。
まとめ
ECサイト経由で、今までの顧客以外にも海外を視野にいれられる新規開拓できる可能性がある時代です。
お手軽なモール型や、運用を始めるまでは時間とコストが掛かる分オリジナリティが高い自社型があります。
既存製品の新しい販売先・顧客を探している時や、新商品の新規開拓性を探している時などの選択肢の一つとしてECサイトを検討されてみてはいかがでしょうか。